医療ダイエットの副作用まとめ。リベルサス・オゼンピック・サクセンダの危険性や飲み方について解説

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痩せたいと考えていても、「食事制限や運動が辛くてなかなかダイエットが続かない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめなのが医療ダイエットです。
医学的根拠に基づいたアプローチで体脂肪や体重を落とし、「運動しないで痩せるダイエット」として注目されています。特によく知られているのは、リベルサスという内服薬やオゼンピックなどの注射剤を使った方法です。他に、サプリメントや漢方などによるアプローチもあります。

しかし、残念ながら100%安全な薬は存在しません。どんな薬にもデメリットや副作用の危険性が付きものです。この記事では、医療ダイエットの主な薬の副作用と、医療ダイエットを進める上での危険性や避けるべきことについて解説しています。正しい効果を得るためにも、「副作用は出るもの」と理解して医師と相談しながら上手に薬と付き合っていきましょう。


※情報提供元:CLINIC FOR、DMMオンラインクリニック、eLife、クリニーク

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荻野 豪俊

ディレクター歴9年・ライター歴2年。情報をまとめることに情熱と脂肪を燃やしています。

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医療ダイエット(メディカルダイエット・肥満外来)とは

医療ダイエットとは、医療機関で医師のサポートを受けて体脂肪を減らすダイエットのことです。メディカルダイエットや肥満外来とも呼ばれています。

医療ダイエットというと、よく知られるものとして脂肪吸引を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、手術以外にも、経口薬や注射、漢方を用いた、運動しないで痩せる、手軽に行える治療方法が増えてきています。

医療ダイエットの方法一覧

  • 内服薬・サプリメントによるダイエット
  • 漢方によるダイエット
  • 注射によるダイエット
  • 点滴によるダイエット
  • 脂肪吸入によるダイエット
  • 医療痩身マシンによるダイエット

また、オンライン診療が受けられるクリニックも出てきたため、近場にないからと諦めていた方も受けられるようになってきました。
医師が身体にあった治療方法を一緒に考えてくれるため、自己流のダイエットでうまくいかなかった方や、運動や食事制限が難しい方はぜひ検討してみてください。

副作用とは

副作用とは、薬本来の目的とは別で発生する好ましくない働きのことです。

最も身近な例では、風邪薬を飲んだ後でとても眠くなってしまったというケースが挙げられます。副作用が発生する原因は薬そのものの成分の他にも、誤った使用方法や使う人の体質など様々です。その時の体調によって副作用が強く出る場合もあります。

医療ダイエットで使用するものも含め、どんな薬にも副作用は付きものです。また、副作用は誰にでも起こる可能性があります。だからといって必要以上に薬を恐れる必要はありません。
「副作用は出るもの」ということをまず頭に入れておきましょう。その上で、それぞれの薬の特徴と発生しうる副作用を理解し、自分の身体や健康状態に合わせて使い分けることが大切です。

医療ダイエットの薬の種類と副作用

医療ダイエットでは、血糖値の上昇を抑える糖質吸収抑制剤や、食事の際の余分な油分を排出する脂肪吸収阻害剤、食欲をコントロールする神経に働きかける食欲抑制剤などの薬が主に使われます。ここでは、医療ダイエットで使用する主な薬について副作用をまとめています。

医療ダイエットの薬の種類

  • 糖質吸収抑制剤 - GLP-1受容体作動薬
  • 糖質吸収抑制剤 - SGLT2阻害剤
  • 脂肪吸収抑制剤
  • 食欲抑制剤
  • ダイエットサプリ
  • ダイエット漢方

GLP-1受容体作動薬の効果やメリットやデメリットが気になる方は、こちらの『GLP-1ダイエットまとめ』をご覧ください。
SGLT2阻害剤の効果やメリットやデメリットが気になる方は、こちらの『SGLT2ダイエットまとめ』をご覧ください。

糖質吸収抑制剤 - GLP-1受容体作動薬の副作用

糖質吸収抑制剤 - GLP-1受容体作動薬の副作用と禁忌をまとめました。
糖質吸収抑制剤とは、食後の血糖値の急激な上昇を抑える時に使用する薬です。糖を分解する酵素の働きをコントロールして痩せやすくすることから、糖質の多い食べ物を好む方に適しています。

また、GLP-1受容体作動薬とは、GLP-1と呼ばれる体内のホルモンを補うための薬です。もともとは2型糖尿病の治療薬ですが、インスリンの分泌を促進して血糖値を下げる効果が期待できるため、肥満治療にも使われています。

総称名

副作用

禁忌

リベルサス(内服薬)

・倦怠感、冷や汗、顔面蒼白、動悸などを伴う低血糖症状
・急性膵炎(嘔吐を伴う激しい腹痛など)
・悪心、下痢など胃腸障害

・成分に対して過敏症の既往歴がある方
・糖尿病性ケトアシドーシスなど、インスリン製剤による治療が必須の方
・重症感染症や手術など、インスリン製剤による血糖管理が望ましい方

サクセンダ(注射)

・頭痛、めまい
・下痢、吐き気など胃腸障害
・腸閉塞
・うつ

・成分に対して過敏症の既往歴がある方
・妊娠中または妊娠している可能性のある女性
・授乳中の方
・うつ病の方や自殺を試みたことがある方

オゼンピック(注射)

・倦怠感、冷や汗、顔面蒼白、動悸などを伴う低血糖症状
・急性膵炎(嘔吐を伴う激しい腹痛など)
・下痢、便秘、腹部不快感など胃腸障害

・成分に対して過敏症の既往歴がある方
・糖尿病性ケトアシドーシスなど、インスリン製剤による治療が必須の方
・重症感染症や手術など、インスリン製剤による血糖管理が望ましい方

マンジャロ(注射)

・倦怠感、冷や汗、顔面蒼白、動悸などを伴う低血糖症状
・急性膵炎(嘔吐を伴う激しい腹痛など)
・下痢、便秘、食欲減退など消化器障害

・成分に対して過敏症の既往歴がある方
・糖尿病性ケトアシドーシスなど、インスリン製剤による治療が必須の方
・重症感染症や手術など、インスリン製剤による血糖管理が望ましい方

ウゴービ(注射)

・倦怠感、冷や汗、顔面蒼白、動悸などを伴う低血糖症状
・急性膵炎(嘔吐を伴う激しい腹痛など)
・下痢、便秘、腹部不快感など胃腸障害

・成分に対して過敏症の既往歴がある方
・糖尿病性ケトアシドーシスなど、インスリン製剤による治療が必須の方
・重症感染症や手術など、インスリン製剤による血糖管理が望ましい方

トルリシティ(注射)

・倦怠感、冷や汗、顔面蒼白、動悸などを伴う低血糖症状
・じんましん、呼吸困難などアナフィラキシー症状
・急性膵炎(嘔吐を伴う激しい腹痛など)
・便秘、悪心、下痢など消化器障害

・成分に対して過敏症の既往歴がある方
・糖尿病性ケトアシドーシスなど、インスリン製剤による治療が必須の方
・重症感染症や手術など、インスリン製剤による血糖管理が望ましい方

リキスミア(注射)

・倦怠感、冷や汗、顔面蒼白、動悸などを伴う低血糖症状
・急性膵炎(嘔吐を伴う激しい腹痛など)
・食欲不振、嘔吐など消化器障害

・成分に対して過敏症の既往歴がある方
・糖尿病性ケトアシドーシスなど、インスリン製剤による治療が必須の方
・重症感染症や手術など、インスリン製剤による血糖管理が望ましい方

ビクトーザ(注射)

・倦怠感、冷や汗、顔面蒼白、動悸などを伴う低血糖症状
・膵炎(嘔吐を伴う激しい腹痛など)
・便秘、悪心など胃腸障害

・成分に対して過敏症の既往歴がある方
・糖尿病性ケトアシドーシスなど、インスリン製剤による治療が必須の方
・重症感染症や手術など、インスリン製剤による血糖管理が望ましい方

【TIPS】リベルサス・サクセンダ・オゼンピックについて

リベルサスは、GLP-1受容体作動薬で唯一の内服薬です。少ない食事で満腹感をキープできる、食欲をコントロールできる、血糖値の上昇を抑えて太りにくい体質へと導くなど、様々な効果が期待できるでしょう。

サクセンダもGLP-1受容体作動薬の一種ですが、こちらは注射によって投与します。リラグルチドと呼ばれる有効成分がインスリンの分泌を促進し、血糖値の上昇を抑制。他にも、脂肪を分解させやすくしたり、基礎代謝を上げたりするなどの効果が期待できます。

オゼンピックもGLP-1受容体作動薬の一種で、注射投与します。食欲抑制作用があり、お腹が空きにくいのが特徴。食事量が少なくても満腹感を得られるため、食べ過ぎ防止にも役立つ薬です。


リベルサスの効果やメリットやデメリットが気になる方は、こちらの『リベルサスまとめ』をご覧ください。(準備中)

糖質吸収抑制剤 - SGLT2阻害剤の副作用

糖質吸収抑制剤 - SGLT2阻害剤の副作用と禁忌をまとめました。
SGLT2阻害薬とは、摂取した糖を尿中に排出して血糖値を下げることで体重減少を促進する薬です。日本国内では2型糖尿病の治療薬として使われている他、海外では肥満治療にも使用されています。

総称名

副作用

禁忌

ジャディアンス

・低血糖
・口渇、頻尿、多尿、血圧低下など脱水が疑われる症状
・尿路感染、膀胱炎など感染症
・便秘など胃腸障害
・めまいなど神経障害

・成分に対して過敏症の既往歴がある方
・重症ケトーシスなど、インスリン製剤による治療が必須の方
・重症感染症や手術前後など、インスリン製剤による血糖管理が望ましい方

フォシーガ

・低血糖
・腎盂腎炎などを伴う敗血症
・性器感染など感染症
・便秘、口渇など消化器障害
・頻尿、尿量増加など腎臓障害

・成分に対して過敏症の既往歴がある方
・重症ケトーシスなど、インスリン製剤による治療が必須の方
・重症感染症や手術前後など、インスリン製剤による血糖管理が望ましい方

スーグラ

・低血糖
・腎盂腎炎などを伴う敗血症
・便秘など胃腸障害
・膀胱炎など感染症
・上気道の炎症など呼吸器障害

・成分に対して過敏症の既往歴がある方
・重症ケトーシスなど、インスリン製剤による治療が必須の方
・重症感染症や手術前後など、インスリン製剤による血糖管理が望ましい方

ルセフィ

・低血糖
・腎盂腎炎などを伴う敗血症
・膀胱炎など感染症
・便秘など胃腸障害
・めまい、頭痛など神経系障害
・低血圧など血管障害

・重症ケトーシスなど、インスリン製剤による治療が必須の方
・重症感染症や手術前後など、インスリン製剤による血糖管理が望ましい方
・成分に対して過敏症の既往歴がある方

カナグル

・低血糖
・口渇、頻尿、多尿、血圧低下など脱水が疑われる症状
・便秘など胃腸障害

・成分に対して過敏症の既往歴がある方
・重症ケトーシスなど、インスリン製剤による治療が必須の方
・重症感染症や手術前後など、インスリン製剤による血糖管理が望ましい方

デベルザ

・低血糖
・腎盂腎炎などを伴う敗血症
・頻尿など腎臓障害
・めまい、頭痛など精神神経系障害

・成分に対して過敏症の既往歴がある方
・重症ケトーシスなど、インスリン製剤による治療が必須の方
・重症感染症や手術前後など、インスリン製剤による血糖管理が望ましい方

糖質吸収抑制剤 - その他の副作用

糖質吸収抑制剤 - その他の副作用と禁忌をまとめました。

総称名

副作用

禁忌

メトホルミン

・乳酸アシドーシス
・低血糖
・AST、ALT、ALPの上昇などを伴う肝機能障害
・下痢、嘔吐などの消化器障害

・乳酸アシドーシスの既往歴のある方
・重症ケトーシスなど、インスリン製剤による治療が必須の方
・重症感染症や手術前後など、インスリン製剤による血糖管理が望ましい方
・妊娠中または妊娠している可能性のある女性
・成分に対して過敏症の既往歴がある方

アカルボース

・低血糖
・腸閉塞
・AST、ALT上昇などを伴う重篤な肝機能障害
・下痢、便秘、嘔吐など消化器障害

・重症ケトーシスなど、インスリン製剤による治療が必須の方
・重症感染症や手術前後など、インスリン製剤による血糖管理が望ましい方
・成分に対して過敏症の既往歴がある方
・妊娠中または妊娠している可能性のある女性

ボグリボース

・低血糖
・腸閉塞
・AST、ALTの上昇などを伴う重篤な肝機能障害
・下痢、放屁、腹部膨満など消化器障害

・重症ケトーシスなど、インスリン製剤による治療が必須の方
・重症感染症や手術前後など、インスリン製剤による血糖管理が望ましい方
・成分に対して過敏症の既往歴がある方
・妊娠中または妊娠している可能性のある女性

脂肪吸収抑制剤(脂肪吸収阻害剤)の副作用

脂肪吸収抑制剤の副作用と禁忌をまとめました。
脂肪吸収抑制剤とは、食事に含まれる余分な油分を体外に排出してカロリーを抑えるための薬です。油っこい食べ物中心の生活をしている方に適しています。

総称名

副作用

禁忌

ゼニカル

・食欲減少、皮膚のかゆみなどを伴う肝機能障害
・血尿などを伴う腎機能障害
・油性または脂肪便
・排便回数増加

・成分に対して過敏症の既往歴がある方
・妊娠中または妊娠している可能性のある女性
・慢性吸収不良症候群の方
・胆汁うっ滞の方

コレバイン

・腸管穿孔、腸閉塞
・横紋筋融解症
・便秘、腹部膨満など消化器障害

・胆道が完全に閉塞している方
・成分に対して過敏症の既往歴がある方
・腸閉塞の方

ゼチーア

・アナフィラキシー、発疹などを含む過敏症
・AST、ALT上昇などを伴う肝機能障害
・下痢、便秘、腹部膨満など消化器障害

・成分に対して過敏症の既往歴がある方

食欲抑制剤の副作用

食欲抑制剤の副作用と禁忌をまとめました。
食欲抑制剤とは、食欲を制御する中枢にアプローチして食欲を抑える薬です。食べ物があるとつい手が伸びてしまう方、ダイエット中どうしても我慢できずに食べてしまう方に適しています。

総称名

副作用

禁忌

サノレックス

・依存症
・肺高血圧症
・睡眠障害、頭痛など精神神経系障害
・便秘、胃部不快感など消化器障害

・成分に対して過敏症の既往歴がある方
・重症の心障害のある方
・脳血管障害のある方
・不安、抑うつ、異常興奮、統合失調症など精神障害のある方

リデュース

・口渇
・便秘
・頭痛
・身体のほてり
・心拍数・血圧上昇

(準備中)

ダイエットサプリの副作用

ダイエットサプリの副作用と禁忌をまとめました。
サプリメントは体内の栄養補給をサポートする食品です。中でも、ダイエットサプリは食事を管理したいときや運動時に摂取することで効果が期待できるでしょう。市販されているものも多く、入手しやすいのが特徴です。

総称名

副作用

禁忌

BBX

・軽い下痢
・虚脱感
・喉の渇き

・成分に対して過敏症の既往歴がある方

リポドリン

・動悸
・めまい
・頭痛
・血圧上昇

・成分に対して過敏症の既往歴がある方
・妊娠中または妊娠している可能性のある女性
・授乳中の方

ダイエット漢方の副作用

食欲抑制剤の副作用と禁忌をまとめました。
ダイエットで漢方を使用する場合、多くは単なる減量だけではなく体質を根本から改善することを目的としています。植物の葉や茎、根など、自然由来の原料を組み合わせたものが漢方薬です。身体に良いといわれる漢方ですが、薬である以上は副作用は存在します。身体が弱い方が飲むと副作用が強く出るものもあるため、服用の際には注意が必要です。

総称名

副作用

禁忌

防風通聖散(ボウフウツウショウサン)

・発熱、咳嗽、呼吸困難などを含む間質性肺炎
・低カリウム血症などを含む偽アルドステロン症
・食欲不振、胃部不快感など消化器障害

・便がゆるい方
・胃腸が虚弱な方
・汗を大量にかきやすい方
・重度の高血圧症の方
・排尿に障害のある方

大柴胡湯(ダイサイコトウ)

・発熱、咳嗽、呼吸困難などを含む間質性肺炎
・食欲不振、胃部不快感など消化器障害

・虚弱体質の方、嘔吐や下痢をしやすい方
・便がゆるい方

防已黄耆湯(ボウイオウギトウ)

・発熱、咳嗽、呼吸困難などを含む間質性肺炎
・低カリウム血症などを含む偽アルドステロン症
・発疹、発赤など過敏症

-

桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)

・AST、ALTの上昇などを伴う肝機能障害
・発疹、発赤など過敏症
・食欲不振、胃部不快感など消化器障害

・体力が激しく低下している方

副作用の内容について

特長的な副作用について、どんな症状なのかを解説します。

低血糖について

低血糖とは、血糖値が下がった際に身体に様々な不調が現れている状態のことです。

通常、血糖値が70mg/dL(ミリグラムパーデシリットル)以下になると、人間の身体は血糖値を上げようとします。この時点でよく見られるのは発汗や動悸、手指の震えなどの症状です。
血糖値が50mg/dL程度まで下がると脳のエネルギーが不足し、眠気やめまい、集中力の低下などを招きます。さらに、血糖値が50mg/dL未満の状態はけいれんや昏睡などの深刻な意識障害へと繋がり、非常に危険です。

急性膵炎について

急性膵炎とは、膵臓が突如として炎症を起こした状態です。
ほとんどの場合、上腹部に激しい腹痛が生じます。背中まで突き刺すような痛みが数日続くケースも見られるようです。吐き気や嘔吐を伴うことも多く、胃の中が空になってもなお吐き気が続く場合もあります。
大量に汗をかく、脈拍が非常に速い、呼吸が浅く速いなども典型的な症状と言えるでしょう。また、数時間かけての体温上昇、血圧低下による立ちくらみが見られるのも特徴です。

胃腸障害について

胃腸障害とは、消化器官である胃や腸を中心に引き起こされる疾患です。
代表的な症状の種類は吐き気・嘔吐、下痢・便秘、腹痛、消化不良、胃部不快感、腹部不快感、腹部膨満などが挙げられるでしょう。

胃や腸に炎症が生じることもあり、痛みや胸焼けなどの様々な症状が伴います。各消化管からの出血、胃や腸の粘膜が傷付いた状態であるびらん、さらに悪化した潰瘍が形成されるなど、より重篤な症状が現れる場合もあることに注意が必要です。

うつ病について

うつ病とは、強い悲しみや喪失感などにより日常生活に支障を来している状態です。
喜びや楽しみなどの感情を普段のように感じられなくなり、常に不安に苛まれるようになります。また、強い罪悪感や自己否定に囚われやすいのも大きな特徴と言えるでしょう。

不眠症、食欲不振による体重減少などの症状を伴うケースもあります。また、生きていることそのものに絶望感を抱いて死や自殺を考えるようになるのも、うつ病の典型的な症状です。

医療ダイエットを安全に効果的に続けるために注意したいこと

医療ダイエットを安全かつ効果的に続けるために注意したいポイントを8つ紹介します。
薬は使用方法を一歩間違えると重大な健康被害に繋がる恐れがあるため、必ず医師の管理のもとで使用しましょう。そもそも薬を使っても体質的に問題ないかどうか、医療ダイエットを始める前にきちんと医師の診断を受ける必要があります。

いざ投薬が始まっても、食べすぎや偏った食事にならないように注意してください。薬の効果に過剰に期待するのではなく、バランスの良い食事と適度な運動を心がけたいところです。トラブルを防ぐためにも、決められた薬の使用方法をきちんと守りましょう。それぞれの注意点について掘り下げて説明していきますので参考にしてください。

医療ダイエットを行う際の8つのPOINT

  • POINT1 医師の管理のもと使用しましょう
  • POINT2 使用できない人(禁忌)と併用に注意が必要な場合があります
  • POINT3 いくら食べても太らないわけではありません
  • POINT4 食事の栄養バランスに注意が必要です
  • POINT5 過度な飲酒は避けましょう
  • POINT6 適度な運動がおすすめです
  • POINT7 使用方法を守ってください
  • POINT8 個人輸入は避けましょう

POINT1 医師の管理のもと使用しましょう

薬は自己判断ではなく必ず医師の管理のもとで使用してください。
GLP-1受容体作動薬はインスリンの分泌を促して血糖値を下げることから、本来は2型糖尿病を治療する薬として使われています。他にも、普段より少ない食事量で高い満腹感を得られる、食欲をコントロールできるなど様々な効果が期待できることから、ダイエット薬としても人気です。

しかし、使い方を間違えると健康を大きく害してしまう可能性があります。また、身体の状態や持って生まれた体質は一人ひとり異なるため、誰もが医療ダイエットを受けられるわけではない点にも注意が必要です。医師から指示されたことは必ず守りましょう。万が一の際に対応してもらえるクリニックを探しておくと安心です。

副作用が起こっている場合や効果があまり感じられない場合、継続・中止・お薬の量を増やすなど様々なやり方が考えられますが、ぜひ医師と相談するようにしてください。

POINT2 使用できない人(禁忌)と併用に注意が必要な場合があります

厳しい食事制限や激しい運動をしなくても痩せられると話題の医療ダイエットですが、誰もが薬を使用できるわけではありません。医薬品には、それぞれ禁忌が定められています。
禁忌とは、その薬を使用できない方や状態のことです。仮に禁忌を守らずに投与した場合、症状が悪化したり重篤な副作用が発現したりする可能性があります。

また、併用に注意が必要な薬があることも知っておきましょう。一緒に飲むことで薬が効きすぎたり、減弱したりして身体に悪影響を与える恐れがあります。もし反対の作用を持つ薬を一緒に飲んだ場合は互いの効果を打ち消し合ってしまい、適切な治療効果が得られません。
服用中の薬があれば必ず医師に申し出てください。

POINT3 いくら食べても太らないわけではありません

リベルサスなどの薬を服用しているのに食欲が抑えられない、食事量が減らないとお悩みの方は、「いくら食べても太らない」という勘違いが原因かもしれません。
過度な食事制限こそ不要ですが、だからといって薬を使用する前よりも食べる量が増えてしまうとダイエット効果は得られにくくなります。薬の作用を過剰に期待するのではなく、できるだけ間食を控え、食べすぎないよう心がけましょう。

薬を使っても食欲が抑えられない場合は、そもそも薬の量が合っていないかもしれません。リベルサスの場合、3mg、7mg、14mgの3種類があります。3mgからスタートするのが一般的ですが、効果がないと感じる場合は量を増やせないか医師と相談してみましょう。

POINT4 食事の栄養バランスに注意が必要です

食事の栄養バランスにも注意してください。
薬で食欲を抑えていても、糖質や脂質に偏った食事ばかり摂っていては適切なダイエット効果は期待できません。また、食事量を減らすと栄養も偏りがちです。必要に応じてサプリメントなどで補いましょう。1日のカロリー摂取量をもとに献立を考えるのもおすすめです。夜遅くの食事や間食はできるだけ控えてください。

また、食事の際にしっかり噛むことも忘れてはいけません。噛んでいるうちに血糖値が上がって食欲が抑えられ、少ない量でも満腹感を得られるでしょう。噛むことは正しい食習慣にも繋がります。薬の使用をやめた後の食生活を維持するためにも、しっかり噛んでゆっくり食事を楽しむことが大切です。

POINT5 過度な飲酒は避けましょう

ダイエットを成功させるためにも、過度な飲酒は避けてください。
GLP-1はインスリンに働きかけるホルモンであり、インスリンが分泌されるのは膵臓です。飲酒すると膵臓に大きな負担がかかるばかりでなく、アルコール摂取で膵臓機能が限界を超えると身体に様々な不調を引き起こします。また、アルコールには食欲を増進する作用があるため、薬の効き目にも悪影響を及ぼしかねません。

とはいえ、お酒が好きな方なら飲みたくなる日もあるものです。どうしても飲みたい時は、できるだけ低カロリーのお酒を1杯だけと決めて飲みすぎないようにしましょう。薬を服用した後の空腹状態で飲酒すると低血糖になる恐れがあるため、飲むタイミングにも注意してください。

POINT6 適度な運動がおすすめです

より効率よく痩せるためにも、適度に運動を取り入れるのがおすすめです。
「医療ダイエットは運動しないで痩せるんじゃないの!?」と思われた方もいることでしょう。確かに、「辛い」「苦しい」と感じるほどの激しい運動をする必要はありません。しかし、消費カロリーが摂取カロリーを上回っていることはダイエットの基本です。運動習慣を付けることで、より早くカロリーを消費できます。

具体的には、軽めのジョギングやウォーキング、水泳などの有酸素運動がおすすめです。日頃から身体を動かす習慣のない方も、無理のない範囲で少しずつ始めてみましょう。エレベーターの代わりに階段を使うなど、工夫することで運動の機会は作り出せます。運動は気分転換やストレス発散にもなるので、ぜひ試してみてください。

POINT7 使用方法を守ってください

医療ダイエットで処方される薬は決められた使用方法を必ず守ってください。
使い方を誤ると薬の吸収が悪くなる他、期待したほどの効果を得られない可能性があります。たとえば、リベルサスは特に飲み方に注意が必要な薬です。1日1回、起床後の空腹状態の時に1錠服用します。内服後は30分~2時間は飲食できません。服用の際に錠剤を割ったり噛み砕いたりするのも厳禁です。

オゼンピックの場合、1週間に1度(同じ曜日)に自分で注射します。同じ箇所に注射し続けると肌が硬くなるため、位置を少しずつずらすのがポイントです。使用前は2~8℃の冷蔵庫で保管しましょう。常温で注射すると痛みが少なくて済むため、使う15分前には冷蔵庫から取り出して常温に戻しておくのがおすすめです。

POINT8 個人輸入は避けましょう

医療ダイエットに用いる薬の個人輸入は危険性が高いので避けてください。
個人輸入とは、医師の診察を受けずに海外のサイトなどを通して直接購入することです。個人輸入で手に入れた薬は日本国内向けのものではなく、品質や安全性が保証されていません。薬を服用して何らかの異常が発現しても、それが副作用であるかどうかを判断するのは非常に難しいのが実情です。また、重大な副作用が出た場合、クリニックや医師によるフォローを受けられない可能性もあります。

さらに、個人輸入した場合は自分で服用量や他の薬との飲み合わせを調整しなければならず、医学の知識を持たない方が1人で判断を下すのは非常に危険です。最悪の場合、健康に重大な影響を及ぼしかねません。トラブルを防ぐためにも、きちんとクリニックを受診して医師に薬を処方してもらいましょう。

医療ダイエットのクリニック一覧

医療ダイエットが受けられるクリニックをまとめました。

クリニック名 CLINIC FOR [PR]DMMオンラインクリニック [PR]eLife [PR]クリニーク [PR]のむら先生の医療ダイエットメタクリニック
ポイント ・最短翌日到着
※エリアと診療時間によります
・初診料0円
※クーポンコードの入力が必要(TRYDIET)
※薬の処方をされない場合は診察料が1,650円発生します(薬の処方がある場合のみ無料)
・最短当日診療・お薬当日到着
・土日祝診療可能
・1日95円から始められる
 ※別途送料がかかります
・専門クリニックと同等の治療
・DMMポイントが貯まる・使える
・初回の方限定500円OFFクーポンをプレゼント
・ECショップ:初回の方限定500円OFF
・対象者全員 ! 友達紹介で1,000円OFF
・無料カウンセリングをいつでも受診可能
・365日朝7時から夜10時まで営業
・予約は24時間いつでも可能
・5時までの注文で当日配送
・バイリンガルの医師が勤務
・送料・診察料無料・当日診療OK
・初診無料
・初回最大10,000円割引
※指定の3つの定期プランのみが対象になります
・送料・診察料無料
・いつでも解約可能
※返品は不可
診療メニュー例 GLP-1内服薬プラン
詳細:リベルサス(3mg)
・1か月:10,000円
・3か月:20,000円
・6か月:54,000円
※税抜
メディカルダイエット3mgプラン
詳細:リベルサス(3mg)/30錠
・単月:9,680円
・(らくらく定期便)1ヶ月ごと:8,778円
・3ヶ月ごと:24,684円/回
・6ヶ月ごと:49,368円/回
リベルサス(月々定額)
詳細:リベルサス3mg/30錠
・(特別価格):8,650円
・7mg/30錠:16,400円
・14mg/30錠:26,200円
サクセンダ
詳細:サクセンダ
・1本:19,800円
・4本以上:70,400円/回
・7本以上:107,800円/回
メディカルダイエット リベルサス3mg・ジャディアンス10mgセットプラン
詳細:リベルサス3mg、ジャディアンス10mgの両方を、 医師の判断のもとで処方
・1回目限定:14,000円(月額)
・2回目以降:28,000円(月額)
スタートプラン
詳細:リベルサス3mg(30日分)
・初回限定:8,900円
・2回目以降:18,000円
※スタートプランの2回目以降はリベルサス7mg[30日分]を単品価格20%OFFの18,000円 (税込)でお送りいたします
月あたりの最安値(目安) 9,350円〜
※GLP-1内服薬プラン・定期配送
6,138円〜
※脂肪燃焼プラン・6ヶ月
8,150円〜
※リベルサス3mg(月々定額)・初回
15,400円〜
※サクセンダ7本以上・1本
14,000円〜(月額)
※メディカルダイエット リベルサス3mg・ジャディアンス10mgセットプラン・初回
8,900円〜
※スタートプラン・初回
治療方法 内服薬、注射薬、漢方内服薬、漢方、サプリ内服薬、注射薬注射薬内服薬内服薬
処方薬 内服薬
・リベルサス
・ルセフィ
・ゼニカル後発品 脂肪吸収抑制薬
注射
・オゼンピック
漢方
・防風通聖散
内服薬
・リベルサス
・ジャディアンス
・シナール
・ビタノイリン
・ハイチオール錠
漢方
・防風通聖散
・防已黄耆湯
・大柴胡湯
サプリ
・BBX
内服薬
・リベルサス
・スーグラ
・ルセフィ
・カナグル
・フォシーガ
注射
・サクセンダ
・オゼンピック
注射
・サクセンダ
内服薬
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内服薬
・リベルサス
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※英語あいうえお順で掲載しています。 ※肥満外来での診療ではなく、公的医療保険が適用されない自由診療としての情報になります。 ※クリニックによっては代替薬もしくは剤形違いのお薬でのご案内となる可能性がございます。 ※診療メニューや最安値などには、変更や条件がある場合がございます。詳細については、遷移先などでご自身でご確認ください。

Q&A

よくある疑問についてまとめました。

Q.妊娠中(妊娠希望、授乳中)の人の使用はできますか?

A.妊娠中や妊娠を希望する方、授乳中の方の医療ダイエットは基本的には避けるべきです。

使用する薬によっては、これらの方への投与が禁忌として定められている場合もあるので注意してください。

どうしてもダイエットを希望する場合は食事制限や軽度な運動など、医師と相談しながら母体に負担のかからない方法で進めましょう。

Q.毎日同じ時間帯に服用しなければいけませんか?

A.リベルサスの服用は毎日同じ時間帯でなくても大丈夫です。

ただし、リベルサスは胃の中に食べ物や飲み物があると吸収が悪くなるため、起床後など空腹時に服用してください。

その他にも、服用回数は1日1回1錠、お茶やコーヒーで服用しないなど様々な注意点があります。正しく効果を得るためにも、決められたルールは必ず守りましょう。

Q.7mg2錠で14mg1錠と同じ働きをしますか?

A.リベルサスの7mgを2錠服用したからと言って、14mg1錠と同じような働きはしません。

服用は1日1回1錠と定められており、これが正しく守られないと期待したほどの効果を得られない場合があります。

7mgで効果が感じられない時は、医師と相談して14mgに増量しましょう。安全のためにも、自己判断で2錠服用することは絶対に避けてください。

Q.痛みはありますか?

A.オゼンピックやサクセンダなど、注射による医療ダイエットを行う場合は痛みが生じる可能性があります。

注射剤を使用する15分ほど前に冷蔵庫から出して常温に戻しておくと痛みを軽減できるでしょう。

痛みを感じにくいように通常の注射器よりも針が細く作られていますが、痛みに敏感な方や不安な方は経口薬を選択するのがおすすめです。

Q.危険性はありますか?

A.薬を使用する医療ダイエットでは副作用が起こる危険性があります。

程度の差こそあれ副作用は誰にでも起こりうるので、医師と相談しながら上手に向き合うことが大切です。

なお、個人輸入した薬は品質に問題があるケースも多く、身体に重大な被害を及ぼす可能性は否定できません。健康を守るためにも、医師の処方を受けることをおすすめします。

Q.依存性はありますか?

A.依存性のある薬は基本的に使用しません。

ただし、食欲抑制剤については、サノレックスやリデュースなどのように依存性のある成分が含まれている薬もあるので注意しましょう。

個人の判断で勝手に使用したり中断したりすると危険が伴うため、医師の指示を必ず守ってください。また、決められた用法・用量を守ることも大切です。

まとめ

リベルサスやオゼンピックなど、医療ダイエットで使われる薬の危険性や副作用について解説してきました。薬には内服薬、サプリメント、漢方、注射など様々な種類があります。どんな薬にも副作用は付きものです。また、誰にでも起こり得ます。このことを理解した上で、医師と相談しながら最適な薬を見つけていきましょう。リベルサスのように飲み方に注意が必要な薬もあるため、無理なく続けられそうかも大切なポイントです。

薬は使い方を一歩間違えると取り返しのつかない事態に繋がる恐れがあります。大切な身体を守るために、そして安全かつ効率的に医療ダイエットを続けるためにも、医師の指示には必ず従ってください。医療ダイエットを成功させて、夢に描いた人生を手に入れましょう。