毛じらみとは、陰毛に吸血性の昆虫「ケジラミ」が寄生することで起こる性感染症です。
感染部位である陰毛周囲の皮膚にケジラミが吸血することで、強い痒みの症状を引き起こします。
ケジラミを放置すると繁殖して増え続けるため、感染を広げるリスクが高くなります。
毛じらみは、戦後に全国で流行しましたが、衛生管理が整った近年では少なくなっている病気です。
しかし現在でも、感染者がゼロになったわけではありません。
他の性感染症と同じように、1970年代中ごろから増加し、いったんやや減少したものの、1990年代中ごろから再び増加傾向にあります。