尖圭コンジローマとは?症状・原因・治療方法・対策まとめ

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尖圭コンジローマという、性感染症をご存知でしょうか?

「聞いたことはあるけれど、どのような症状が出るの?」
「似ている感染症がたくさんあってよく分からない」
尖圭コンジローマは、性器にイボのようなものができる性感染症です。
初期の頃は、痛みやかゆみを感じないものの、放っておくと重症化し、不妊の原因になる恐れがあります。
本記事では、尖圭コンジローマについて、徹底的にご紹介します。

もし、尖圭コンジローマの疑いがある場合は、参考にしてください。


※情報提供元:CLINIC FOR

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select aid編集部
荻野 豪俊

ディレクター歴9年・ライター歴2年。情報をまとめることに情熱と脂肪を燃やしています。

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尖圭コンジローマとは?

尖圭コンジローマとは、性器にイボのようなものができる性感染症です。
コンジローマの大きな特徴は、名前のとおり先端が尖っていることです。

潜伏期間が3ヶ月間程度と比較的長く、イボ以外には初期症状が現れないことから、尖圭コンジローマは気づかれないまま放置されやすい傾向が見られます。
特に、イボが目で見えにくい箇所にできる場合には発見が遅れがちです。
しかし、放置しておくと重症化して、不妊の原因になることもあるなど、危険性の高い感染症です。

この章では、尖圭コンジローマの種類や現在の状況を解説します。

尖圭コンジローマの種類

尖圭コンジローマは、100種類以上も存在するヒトパピローマウイルス(HPV)が、皮膚や粘膜表面に感染することで発症します。
100種類以上のヒトパピローマウイルスのうち、尖圭コンジローマを発症するのは、HPV6型と11型の2種類です。

HPV6型と11型は、発症するリスクの低いウイルスであり、たとえ発症したとしても、約90%の方は自己免疫でウイルスを排除できます。
発症するリスクが高まるのは、疲れやストレスなどから免疫が弱っているときです。

尖圭コンジローマの原因となるヒトパピローマウイルスの多くは性器に存在しています。
そのため、性交渉の際には誰もが感染するリスクがあります。


参照:NIID国立感染症研究所「尖圭コンジローマとは」

尖圭コンジローマの感染者数推移

厚生労働省の発表によると、2005年の尖圭コンジローマの感染者数は6,793人です。

男性・女性ともに、尖圭コンジローマの感染者数は、2005年にピークを迎えて、その後やや減少してから横ばいで推移していました。
しかし、男性に関しては、2019年ごろから再び感染者数が増加しています。

直近10年間においては、全国での尖圭コンジローマの感染者数が5,000人を下回った年はありません。


参照:厚生労働省「性感染症報告数(2004年~2021年)」

尖圭コンジローマの年齢別報告数

尖圭コンジローマの感染者数が最も多い年齢層は、20代です。

20代前半と、20代後半で、ほぼ同じ感染者数が報告されています。
次に多いのは30代で、30代前半が30代後半よりも、やや多い傾向が見られます。
10歳未満の感染者数は、いずれの年も1桁にとどまっていますが、40代後半の感染者数は、明らかに右肩上がりです。


参照:厚生労働省「性感染症報告数(2004年~2021年) 年齢(5歳階級)別にみた性感染症(STD) 報告数の年次推移」

原因

尖圭コンジローマを発症する原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV)の皮膚や粘膜表面への感染です。

具体的には、性行為やそれに準ずる行為によって感染します。
粘膜の接触により、尖圭コンジローマのウイルスが体内に侵入することにより感染します。

この章では、尖圭コンジローマの感染経路について詳しくご紹介します。

感染経路

尖圭コンジローマの感染経路は、粘膜との接触です。

典型的な経路は、膣内の分泌液や精液を通じてヒトパピローマウイルスが相手の粘膜に付着することによる感染です。
尖圭コンジローマのイボが口腔内などにできている場合は、キスによって感染することもあります。

いずれの場合においても、性行為やそれに似た行為によって感染するリスクが高いですが、まれに性行為以外の経路で感染するケースもあることも理解しておきましょう。

具体的に起こりうるのは、以下のケースです。

性行為以外の感染経路

  • 物品感染:ヒトパピローマウイルスの付着した手で触れたタオルや下着などを経由して相手に感染するケース
  • 母子感染:産道を介して母親が新生児に感染させるケース

一般的に尖圭コンジローマは、性交渉以外の経路で感染することはまれですが、リスクはゼロではありません。

症状

尖圭コンジローマの主な症状は「性器にトサカのような尖ったイボができること」です。

しかし、尖圭コンジローマは性器だけでなく、口や喉にも感染するリスクがあり、口腔や喉と感染した箇所に症状が現れます。

この章では、男女別に、尖圭コンジローマを発症する、具体的な箇所をご紹介します。

男性の症状

男性が尖圭コンジローマを発症すると、以下の箇所にイボができます。

男性に症状が現れる箇所

  • 亀頭の先端
  • 陰嚢
  • 尿道
  • 肛門

性器周辺への発症が一般的ですが、オーラルセックスのあとに、口や喉に感染すると唇や首などにも症状が現れることがあります。

イボに痛みやかゆみはなく、色はピンク色や茶色です。
痛みやかゆみがないことに加えて、発症初期の頃はイボも小さいため、気にせず過ごす方が多いです。

しかし、放っておくとイボが大きくなったり、増えたりしていき、やがてカリフラワーのような形になっていきます。
初期のときは痛みもかゆみもないものの、放置することで重症化していき、出血したり、痛み・かゆさを感じたりするなどの危険性もあります。

女性の症状

女性が、尖圭コンジローマを発症する箇所は、以下のとおりです。

女性に症状が現れる箇所

  • 大陰唇
  • 小陰唇
  • 膣前庭
  • 膣内部
  • 肛門

男性と同じく、オーラルセックスにより、口元や喉に発症するリスクもあります。

女性が、性器に尖圭コンジローマを発症した場合、症状に気づきにくいため注意が必要です。
例えば、膣内部に発症した場合は、非常に気づきにくいはずです。
膣内部は目視できないうえ、発症初期では痛みやかゆみも感じず、尖圭コンジローマの発症に気づかないまま、症状が進行してしまうケースもあります。
放置しておくと、症状が進行し、出血や痛みなどが現れ、さらにイボが悪性化する危険性もあるため、早めの治療が重要です。

似ている他の感染症

尖圭コンジローマに似ている感染症として、以下が挙げられます。

尖圭コンジローマと症状が似ている性感染症

  • フォアダイス
  • 真珠腫様小丘疹
  • 包皮腺
  • 扁平コンジローマ

フォアダイス・真珠腫様小丘疹・包皮腺の3つは、尖圭コンジローマのようにイボができますが、感染症ではないため、治療の必要はありません。
あくまでも、正常な組織から脂が分泌されたことで、できるイボです。
しかし、一般の方には、見た目で尖圭コンジローマと区別することは難しいため、医療機関に相談するのが安心です。

尖圭コンジローマと、最も病名が似ている扁平コンジローマは、梅毒への感染によって発症します。
扁平コンジローマを発症した箇所には、大量の細菌がおり、他人へも感染しやすいため、治療が必要です。

潜伏期間

尖圭コンジローマの潜伏期間は、3週間から8ヶ月とされています。

潜伏期間が、数日しかない他の性感染症と比較しても、尖圭コンジローマの潜伏期間は非常に長く、幅も広いのが特徴です。
すなわち、現在のパートナーから感染したとは限らないため、感染機会を特定できないことも、少なくありません。
8ヶ月前後の間に、複数の異性と性行為した場合は、感染機会の特定がほぼ不可能といえます。

検査と費用

尖圭コンジローマの検査は、「視診」が一般的です。

尖圭コンジローマは特徴的なイボができるため、ほとんどは目視で判断できます。
視診による検査の場合、費用はかかりませんが、症状によっては、綿棒で患部からウイルス細胞を採取して、検査することもあります。

本章では、尖圭コンジローマの検査方法と、費用を詳しくご紹介します。

検査方法(保険診療)

症状が確認できた場合、多くのクリニックで尖圭コンジローマの検査が、保険診療で受けられます。

視診とは異なり、HPVへの感染を検査する場合は、費用が発生します。

保険診療による、尖圭コンジローマの検査の詳細は、以下の表をご参照ください。

尖圭コンジローマの検査方法(保険診療)

性別

検査方法

費用

検査結果

男性

綿棒で陰部を擦る

3,000~4,000円

約1週間後

女性

綿棒で陰部・膣を擦る

3,000~4,000円

約1週間後

検査方法(自由診療)

自由診療で尖圭コンジローマの検査を受ける場合、基本的には保険診療と同じ方法で検査されます。
保険診療と、自由診療の唯一の違いは、検査にかかる費用です。

3割負担で検査できる保険診療とは異なり、自由診療は10割負担となるため、費用は高額になります。

自由診療で、尖圭コンジローマの検査をする際の詳細は、以下の表のとおりです。

尖圭コンジローマの検査方法(自由診療)

性別

検査方法

費用

検査結果

男性

綿棒で陰部を擦る

1万円前後

約1週間後

女性

綿棒で陰部・膣を擦る

1万円前後

約1週間後

治療方法と費用

尖圭コンジローマは、女性の場合は婦人科、男性の場合は泌尿器科、または皮膚科で治療を受けます。

なお、尖圭コンジローマの治療に、有効な市販薬はないため、クリニックで治療するしかありません。

尖圭コンジローマの治療は、外科療法と薬物療法の2種類あります。

具体的に外科療法とは、以下3つの方法を用いてイボを切除する治療です。

治療に用いられる外科療法の方法

  • 電気焼却
  • 炭酸ガスレーザー蒸散
  • 凍結療法(液体窒素)

薬物療法の場合、塗り薬を塗布します。

外科療法と薬物療法のどちらで治療するかは、尖圭コンジローマの症状を医師に見てもらったうえで、治療方法を決定してもらうのが一般的です。

本章では、尖圭コンジローマの治療方法と、費用をご紹介します。

治療方法(保険診療)

尖圭コンジローマの治療には保険が適用されるため、3割負担の保険診療で治療が受けられます。

保険診療による尖圭コンジローマの治療方法は、以下の表を参考にしてください。

尖圭コンジローマの治療概要(保険診療)

治療方法

概要

費用

治療期間

電気焼却

電気メスでイボを焼却

5,000~8,000円

1~2日

炭酸ガスレーザー蒸散

炭酸ガスレーザーでイボを蒸散

1万円前後

1~2日

凍結療法

液体窒素でイボを凍結

1回1,000~2,000円

2~3日

薬物療法

軟膏を塗布

3,000円

2週間

治療方法(自由診療)

自由診療で、尖圭コンジローマの治療をする場合の詳細は、以下の表のとおりです。

尖圭コンジローマの治療概要(自由診療)

治療方法

概要

費用

治療期間

電気焼却

電気メスでイボを焼却

1mm当たり約2,000円

1~2日

炭酸ガスレーザー蒸散

炭酸ガスレーザーでイボを蒸散

3万円前後

1~2日

凍結療法

液体窒素でイボを凍結

1回1万円前後

2~3日

薬物療法

軟膏を塗布

1万5,000円前後

2週間

自由診療による外科療法の場合、イボの大きさによって、費用が大幅に変わります。

上記の表でご紹介した費用は、あくまでも目安であるため、事前にクリニックに確認することをおすすめします。

治療薬について

尖圭コンジローマの治療薬には、一般的にベセルナクリーム(イミキモド)が使用されます。

ベセルナクリームは2007年に開発された比較的新しい外用薬ですが、尖圭コンジローマの治療薬として重宝されています。

塗り薬であるため、身体へのダメージも少なく、尖圭コンジローマの症状が軽い場合、最初に試される治療法です。

ただし、尖圭コンジローマによってできたイボが大きい場合は向いていないため、ご注意ください。

治療の流れと治療期間

尖圭コンジローマの治療の流れは、尖圭コンジローマと診断後、医師の判断に従って、外科療法および薬物療法を進めていくだけです。

イボの大きさによって、治療方法が異なるため、まずは医師に症状を確認してもらう必要があります。
医師が症状を確認後、適切な治療方法を判断します。

あとは、尖圭コンジローマによってできたイボが切除されるまで、医師が選定した治療方法を続けるだけです。
治療期間については、症状によって数週間から数ヶ月と、大きく異なるため一概にはいえません。
そのため、治療期間が気になる方は、クリニックに確認することをおすすめします。

確認検査(治ったかどうかの検査)について

患部からイボが切除された時点で、尖圭コンジローマが治ったと認識しても問題ありません。
基本的に、尖圭コンジローマが治ったかどうかの確認は、医師による目視です。

しかし、尖圭コンジローマは、再発率の高さが問題になっており、完治の判断が難しいとされています。
完治したと判断する際の目安は、イボが消失されたあと、3ヶ月ほどは再発していないことが確認された場合です。

予防方法

性行為をする以上、誰でも尖圭コンジローマに感染する危険性があります。
尖圭コンジローマを含めた性感染症の予防には、コンドームの装着が最も効果的とされています。

しかしコンドームを装着しても、コンドームで覆い切れない箇所に、ヒトパピローマウイルスが付着している恐れがあるため、尖圭コンジローマの発症を100%予防することは不可能です。

そのような点も含めて、尖圭コンジローマを予防するには、性感染症への知識や予防方法について、理解を深めることが大切です。

ワクチン接種もできます

尖圭コンジローマの原因となる、HPV6型・11型に対応した、ワクチンの接種ができます。

コンドームでは尖圭コンジローマを完全に予防できません。
最も効果的な尖圭コンジローマの予防方法は、ワクチン接種です。

現在、尖圭コンジローマを予防する効果が、認められたワクチンは、以下の2種類です。

尖圭コンジローマの予防に効果的なワクチン

  • 4価ワクチン「ガーダシル」
  • 9価ワクチン「シルガード9」

ガーダシルは、HPV6型・11型だけでなく、HPV16型・18型のハイリスク型にも対応しており、自治体の助成で接種できます。
一方のシルガード9は、HPVのローリスク型とハイリスク型を含めた、全9種類のHPVに対応しています。
HPVワクチンの接種は、尖圭コンジローマの予防になると同時に、子宮頸がんの予防にも効果的です。

ワクチンに関する詳細は、以下の厚生労働省の案内や最寄りのクリニックなどで確認できます。


参照:厚生労働省「HPVワクチン接種の現状について」

注意点

尖圭コンジローマを含めた性感染症は、パートナーとの性行為で、ピンポン感染を起こします。

ピンポン感染で最も気を付けるべきことは、尖圭コンジローマをパートナーにうつしたり、逆にうつされたりを繰り返してしまうことです。
その結果、いつまでも尖圭コンジローマを、完治できない恐れがあります。
そのため、自分自身、もしくはパートナーが尖圭コンジローマを発症した場合、もう片方も必ず検査を受けることが望ましいのです。

尖圭コンジローマのオンラインクリニック一覧

尖圭コンジローマの診察を行なっているクリニックをまとめました。

クリニック名 CLINIC FOR [PR]
ポイント お薬は最短翌日到着
初診からオンライン診療OK!
対面診療しているクリニックで安心
診療メニュー例 カンジダ(男性)
・外用薬:8,000円
・オプション:痒み止め外用薬:2,000円

カンジダ(女性)
・膣症状:膣内挿入薬6日分:8,000円
・膣症状:外用薬8,000円
・オプション:痒み止め外用薬:2,000円
月あたりの最安値(目安) 8,000円〜
※男性向け外用薬、女性向け膣症状に用いる膣内挿入薬6日分・外用薬
治療方法 内服薬・外用薬・膣坐剤・外用薬(塗り薬)
処方薬 内服薬
・ジスロマック後発品
・クラビット後発品
・バルトレックス後発品
・フラジール内服錠
・グレースビット後発品
・アモキシシリン
・ビブラマイシン
外用薬
・オキナゾールクリーム
・オイラックスクリーム
・アズノール軟膏
膣坐剤
・オキナゾール膣錠
診療可能時間 7:00〜24:00
土日も診療可能
※診療時間は土日祝をはじめ日によって異なる場合がございます。
オンライン診療
お申込先 公式サイトへ

※英語あいうえお順で掲載しています。 ※公的医療保険が適用されない自由診療としての情報になります。 ※クリニックによっては代替薬もしくは剤形違いのお薬でのご案内となる可能性がございます。 ※診療メニューや最安値などには、変更や条件がある場合がございます。詳細については、遷移先などでご自身でご確認ください。

CLINIC FOR [PR]

CLINIC FOR [PR]の画像
初診からお薬の到着まで自宅で対応可能!

お薬はご自宅へ翌日到着。初診からオンラインで薬の処方可能。対面診療もしているクリニックで安心。

公式サイトで詳細を見る

クラミジア

内服薬1回分もしくは7日分:8,000円

カンジダ(男性)

外用薬:8,000円

オプション
痒み止め外用薬:2,000円

カンジダ(女性)(膣症状)

膣内挿入薬6日分:8,000円
外用薬:8,000円

オプション
痒み止め外用薬:2,000円

性器ヘルペス

初発の方(内服薬10日分):16,000円
再発の方(内服薬5日分):8,000円
再発を繰り返す方(内服薬30日分):20,000円
軽症の方(外用治療薬):4,000円

オプション
湿疹症状に対する外用薬:1,500円

トリコモナス

内服薬10日分:8,000円

尖圭コンジローマ

外用薬2週間分:8,000円

梅毒

内服薬28日分:20,000円

マイコプラズマ

内服薬1回分もしくは7日分:8,000円

ウレアプラズマ

内服薬1回分もしくは7日分:8,000円

診察料

初診料1,650円

送料

550円

定額プラン

×

支払い方法

クレジットカード・Amazon Pay・GMO後払い※・代引き
※GMO後払い・・・お薬到着後、コンビニ・銀行・郵便局・LINE payでお支払い頂けます。

【基本情報】

診療項目

性感染症治療外来

治療方法

内服薬・外用薬・膣坐剤(女性の場合)

営業時間

7:00~24:00
土日も診療可能
※診療時間は土日祝をはじめ日によって異なる場合がございます。

当日予約

24時間予約

当日発送

オンライン診療

公式サイト

https://www.clinicfor.life/telemedicine/std-treatment/

メールアドレス

online-support@clinicfor.life

【それぞれの薬について】

ジスロマック後発品(アジスロマイシン錠)について

  • 未承認医薬品等(異なる目的での使用)
    先発薬であるジスロマックと同等の有効成分と安全性が認められた、製造販売承認済みのクラミジアやマイコプラズマの治療薬となります。
  • 入手経路等
    -
  • 国内の承認医薬品等の有無
    ジスロマック先発薬は厚労省より承認された医薬品でジスロマック後発品は先発薬と同等の有効成分と安全性が認められている。
  • 諸外国における安全性等に係る情報
    -
  • 副作用
    下痢、嘔吐、腹痛、発疹
  • 使用方法
    4錠/1回(1,000mg)をコップ1杯程度の水またはぬるま湯で服用する。
  • 効果の実感期間について
    約10日間作用します。
    投与から2週間〜1ヶ月程度で治癒します。

クラビット後発品(レボフロキサシン錠)について

  • 未承認医薬品等(異なる目的での使用)
    先発薬であるクラビットと同等の有効成分と安全性が認められた、製造販売承認済みの医薬品となります。細菌が原因の様々な病気に用いられます。
  • 入手経路等
    -
  • 国内の承認医薬品等の有無
    クラビット先発薬は厚労省より承認された医薬品でクラビット後発品は先発薬と同等の有効成分と安全性が認められている。
  • 諸外国における安全性等に係る情報
    -
  • 副作用
    下痢、嘔吐、食欲不振、発疹、めまい、不眠、頭痛
  • 使用方法
    1日1回(500mg)5〜7日間服用
  • 効果の実感期間について
    約2週間後に再度検査を受ける。

バルトレックス後発品について

  • 未承認医薬品等(異なる目的での使用)
    先発薬であるバルトレックスと同等の有効成分と安全性が認められた、製造販売承認済みの性器ヘルペスの治療薬となります。
  • 入手経路等
    -
  • 国内の承認医薬品等の有無
    バルトレックス先発薬は厚労省より承認された医薬品でバルトレックス後発品は先発薬と同等の有効成分と安全性が認められている。
  • 諸外国における安全性等に係る情報
    -
  • 副作用
    腹痛、下痢、腹部不快感、嘔気、頭痛、腎機能障害、肝機能障害
  • 使用方法
    初感染:500mg /回 1日2回 5〜10日間
    再発:500mg/回 1日2回 5日間
    再発抑制(年6回以上):500mg/回 1日1回 1年間
  • 効果の実感期間について
    -

フラジール内服薬について

  • 未承認医薬品等(異なる目的での使用)
    医薬品製造販売承認取得済みの細菌性膣症の治療薬となります。
  • 入手経路等
    -
  • 国内の承認医薬品等の有無
    -
  • 諸外国における安全性等に係る情報
    -
  • 副作用
    発疹、食欲不振、悪心、下痢、腹痛、味覚異常、肝機能障害
  • 使用方法
    250mg/回 1日2回、10日間
  • 効果の実感期間について
    -

グレースビット後発品(シタフロキサシン錠)について

  • 未承認医薬品等(異なる目的での使用)
    医薬品製造販売承認取得済み医薬品となります。マイコプラズマ・ウレアプラズマ感染症の治療薬として処方されます。
  • 入手経路等
    -
  • 国内の承認医薬品等の有無
    グレースビット先発薬は厚労省より承認された医薬品でグレースビット後発品は先発薬と同等の有効成分と安全性が認められている。
  • 諸外国における安全性等に係る情報
    -
  • 副作用
    発疹、頭痛、軟便、下痢、腹痛、肝機能障害
  • 使用方法
    100mg/回 1日2回 7日間
  • 効果の実感期間について
    -

オキナゾールクリームについて

  • 未承認医薬品等(異なる目的での使用)
    第一類医薬品として承認された医薬品となります。カンジダなど皮膚表面で増殖した真菌の治療に使用されます。
  • 入手経路等
    -
  • 国内の承認医薬品等の有無
    カンジダの治療薬としてオキナゾールクリームの他に、オキナゾール膣錠が用いられる。
  • 諸外国における安全性等に係る情報
    -
  • 副作用
    刺激感、発赤、かゆみ、腫れ
  • 使用方法
    1日2~3回患部に優しく塗り込む。
  • 効果の実感期間について
    -

アシクロビル軟膏について

  • 未承認医薬品等(異なる目的での使用)
    医薬品製造販売承認取得済み医薬品となります。軽症の性器ヘルペスなどに対して使われる。
  • 入手経路等
    -
  • 国内の承認医薬品等の有無
    -
  • 諸外国における安全性等に係る情報
    -
  • 副作用
    刺激感、接触皮膚炎、かゆみ、発赤、腫れ、蕁麻疹、乾燥
  • 使用方法
    適量を1日数回塗布する。
  • 効果の実感期間について
    -

ベセルナクリームについて

  • 未承認医薬品等(異なる目的での使用)
    厚労省より承認取得済み医薬品となります。尖圭コンジローマ・日光角化症の治療に用いられる。
  • 入手経路等
    -
  • 国内の承認医薬品等の有無
    -
  • 諸外国における安全性等に係る情報
    -
  • 副作用
    紅斑、びらん、皮剥け、痛み、刺激感、かゆみ
  • 使用方法
    週に3回外用する、ただし連日の使用は避ける。外用後6〜10時間を目安に洗い流す。(原則として16週間まで使用可能)
  • 効果の実感期間について
    -

オイラックスクリームについて

  • 未承認医薬品等(異なる目的での使用)
    医薬品製造販売承認取得済み医薬品となります。皮膚の痒みや炎症を抑えるために使われます。
  • 入手経路等
    -
  • 国内の承認医薬品等の有無
    -
  • 諸外国における安全性等に係る情報
    -
  • 副作用
    刺激感、発赤
  • 使用方法
    1日1~3回、適量を患部に塗布する。
  • 効果の実感期間について
    -

オキナゾール腟錠について

  • 未承認医薬品等(異なる目的での使用)
    医薬品製造販売承認取得済み医薬品となります。カンジダの治療薬として用いられます。
  • 入手経路等
    -
  • 国内の承認医薬品等の有無
    カンジダの治療薬としてオキナゾール膣錠の他に、オキナゾールクリームが用いられる。
  • 諸外国における安全性等に係る情報
    -
  • 副作用
    局所発赤、皮膚刺激感
  • 使用方法
    1日1回1錠を腟深部に挿入し、6日間継続使用する。
  • 効果の実感期間について
    -

アモキシシリンについて

  • 未承認医薬品等(異なる目的での使用)
    医薬品製造販売承認取得済み医薬品となります。梅毒の治療に用いられます。
  • 入手経路等
    -
  • 国内の承認医薬品等の有無
    アモキシシリンの他に、ミノサイクリン、スピラマイシンなどが梅毒の治療に用いられます。
  • 諸外国における安全性等に係る情報
    -
  • 副作用
    下痢、嘔吐、発疹、アナフィラキシー
  • 使用方法
    500mg /回 1日3回 4週投与します。
  • 効果の実感期間について
    -

ビブラマイシンについて

  • 未承認医薬品等(異なる目的での使用)
    医薬品製造販売承認取得済み医薬品となります。マイコプラズマの治療薬として用いられます。
  • 入手経路等
    -
  • 国内の承認医薬品等の有無
    マイコプラズマの治療薬として、ビブラマイシンとグレースビットの併用やミノマイシンが用いられます。
  • 諸外国における安全性等に係る情報
    -
  • 副作用
    下痢、嘔吐、発疹、アナフィラキシー
  • 使用方法
    200mg/日 14日間内服
  • 効果の実感期間について
    内服3週間後に再検査が必要となります。

アズノール軟膏について

  • 未承認医薬品等(異なる目的での使用)
    医薬品製造販売承認取得済み医薬品となります。湿疹や熱傷の治療に用いられます。
  • 入手経路等
    -
  • 国内の承認医薬品等の有無
    -
  • 諸外国における安全性等に係る情報
    -
  • 副作用
    接触性皮膚炎
  • 使用方法
    1日1〜数回、適量を患部へ塗り込む。
  • 効果の実感期間について
    -

注意事項

勃起薬は食事やアルコールに影響を受けたり、副作用のリスクがあったりするため、事前に理解した上で服用しましょう。
多くの勃起薬はグレープフルーツに含まれる成分に影響を受け、体に悪影響を及ぼすことがあります。
この成分は数日間体に残るので、勃起薬を服用している期間はグレープフルーツなどの柑橘類を避けるとよいでしょう。

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Q&A

尖圭コンジローマについてよくある質問をまとめました。

Q.自然治癒しますか?

A.尖圭コンジローマを発症した方の約40%は、自然治癒します。

特に、軽症の場合、身体の免疫力が高い状態のときには、自然治癒で完治する可能性が高いのです。

ただし、イボが大きくなったり、増えたりと症状が進んでいくほど、自然治癒には期待できません。
自然治癒したとしても、体内のヒトパピローマウイルスが除去されたとは限りませんし、尖圭コンジローマは再発のリスクも高めです。

そのため、なるべく、クリニックでの治療がおすすめです。

Q.潜伏期間でも相手に感染させますか?

A.潜伏期間中も、キスやオーラルセックスを含めた性行為で、相手に感染させてしまいます。

仮に症状がない場合でも、体内にヒトパピローマウイルスが潜伏している以上、性行為時に触れてしまうと感染します。
特に、ヒトパピローマウイルスの潜伏期間は、3週間から8ヶ月と非常に長いうえに、幅も広いのです。
そのため、いつ・誰から感染したか、分からないケースも珍しくありません。

Q.妊娠・出産への影響はありますか?

A.尖圭コンジローマが重症化すると、不妊症の原因にもなります。

また、妊娠中に尖圭コンジローマを発症した場合、出産時に産道を介して、新生児にヒトパピローマウイルスが感染し、新生児が尖圭コンジローマを発症したり、多発性咽頭乳頭腫で喉にイボができたりする恐れがあります。
新生児に、ヒトパピローマウイルスをうつさないためにも、出産前に、尖圭コンジローマの治療を始めることが望ましいでしょう。

Q.タオルは共有できますか?

A.タオルからも感染する危険があるため、感染者とタオルの共有は避け、別々のタオルを使用します。

特に、バスタオルから感染する危険性が高いため、こまめに洗濯して、清潔さを保つことが尖圭コンジローマ感染の予防に繋がります。
もし、感染者とタオルを共有してしまった場合、念のため検査を受けることがおすすめです。

Q.お風呂やトイレで感染しますか?

A.尖圭コンジローマは、お風呂やトイレで感染するリスクは低いとされているものの、尖圭コンジローマに感染している方と入浴し、患部に触れてしまうと、感染するリスクが高まります。

実際、公衆トイレや銭湯などの公共・商業施設で、感染する危険性も0ではありません。
ただし、尖圭コンジローマは基本的に、性行為によって感染する性感染症です。
そのため、お風呂やトイレでの感染について、深刻に考える必要はありません。

Q.キスで感染しますか?

A.キスでは、尖圭コンジローマに感染するリスクは、低いと考えられています。

しかし、ディープキスにより、唾液を介して感染する危険性が高まります。
キスによる感染の場合、口元や喉に、尖圭コンジローマを発症するリスクが高いのです。

Q.パートナーが陽性になりましたが、自分は症状がありません。感染しているのでしょうか?

A.尖圭コンジローマの場合、8ヶ月以内に性行為をしたパートナーが陽性だった場合、自分自身も感染しているリスクが高いといえます。

尖圭コンジローマの原因となる、ヒトパピローマウイルスの潜伏期間は、3週間から8ヶ月です。
すなわち、現在は症状が出ていない場合でも、数ヶ月後に発症するリスクがありますし、症状がないからといって、感染していないわけではありません。
パートナーが尖圭コンジローマを完治させても、自分自身が感染していた場合、ピンポン感染を繰り返す恐れもあります。

そのため、パートナーが陽性だったのなら、念のため検査を受けることを推奨します。

Q.治療中にセックスはできますか?

A.尖圭コンジローマの治療中は、セックスを控えましょう。

尖圭コンジローマの治療に、レーザーや電気メスを使用する場合、患部付近へ傷口ができます。
その傷口から、他のウイルスが侵入してしまい、他の性感染症に感染する恐れがあるためです。
症状の悪化や他の感染症の感染リスクを抑えるために、症状が治まって皮膚が完全に再生されたことが確認できるまでは、セックスを控えましょう。

Q.コンドームで予防できますか?

A.性行為時にコンドームを装着することで、尖圭コンジローマを発症するリスクを軽減できますが、100%予防することは不可能です。

コンドームで覆われない部分に、ヒトパピローマウイルスが付着している恐れがあるためです。
そのため、コンドームを付けても、尖圭コンジローマを発症するリスクはあります。

コンドームの装着は、性感染症の予防にはベターな方法ですが、尖圭コンジローマの予防には、HPVワクチンの接種が最も効果的です。

Q.完治しますか?

A.尖圭コンジローマは、完治します。

イボがまだ小さく、数が少ないうちに治療を開始するほど、完治する可能性が高いとされています。

しかし、体内からヒトパピローマウイルスを完全に除去することは難しいため、尖圭コンジローマは、再発しやすい感染症です。
たとえ、完治しても、再びヒトパピローマウイルスに接触してしまうと、再発するリスクが高くなります。

再発を防ぐためにも、定期的な通院が必要になる場合もあります。

まとめ

尖圭コンジローマは、性器や口腔内にイボができる感染症です。
主に性交渉の際に粘膜を通じて、感染します。
潜伏期間が長いことや、初期にはイボ以外の症状が現れにくいことから放置されがちですが、悪化すると重症化し、不妊の原因になることが知られています。

また、尖圭コンジローマになると免疫力が低下することから、エイズなど他の感染症が発症するリスクが高まる点にも注意しなくてはなりません。
尖圭コンジローマが疑われる場合は、クリニックなどの医療機関で視診の後に、電気焼却・炭酸ガスレーザー蒸散・凍結療法・薬物により治療します。

疑わしい症状が出た場合は、クリニックへ相談することをおすすめします。