トリコモナス感染症は、トリコモナスと呼ばれる原虫に感染して膣や膀胱などに炎症が起こる性感染症です。
まず、トリコモナスがどのような原虫なのかを解説します。
大きさは約0.1mmで、肉眼では見分けることができません。
食事や排せつなど、生き物として活動しているトリコモナスは、主に膣を住みかとしており、粘膜細胞にあるグリコーゲン(糖)が栄養源です。
トリコモナスが膣内に住みつくと、もともと膣内にいる常在菌の繁殖が妨げられ、膣内環境が悪化します。
その結果、不快な症状が強く現れるようになります。
トリコモナス症については、日本WHO協会のWebサイトにも記載のある一般的な性感染症です。